我がクラブの一押しアクティビティ
蒸気機関車(SL)『クラウス26号』(県指定有形文化財)保守・修理
2022年度
1R2Z
宇佐LC
会 長 L小野田 政秀
報告者L増田 勝也
事業継続年数 21年
- 設 問
- お答え
- アクティビティの内容
(出来る限り詳しく)
- 年2回(7月・12月)クラウス号の状況確認、車両の洗浄、周辺の草刈りを行っています。県文化財に指定されているので、車両の錆・塗装、全体の外観、附属の案内看板等をcheckし、市の文化財係に報告します。
修復が必要な場合は文化財係と協議し、修復に必要な費用は宇佐LCが主体となって提供しています。
昨年、車両の塗装の剥がれ具合が進んだので、全面塗装・附属部材の塗装を行いました。
これは宇佐LC結成60周年記念事業として行いました。
- 奉仕する対象者(受益者)
対象人数(わかれば記入)
- 宇佐市の宝としての宇佐市民、県文化財としての大分県民、全国鉄道ファンの方たち。
- このアクティビティを始めた当時の経緯・思いなど
- 明治24年(1891年)ドイツ・ミュンヘン市のクラウス社が製造し、九州鉄道㈱(国鉄の前身)が購入しました。
その後宇佐参宮線に譲渡され活躍、昭和40年8月(1965年)に引退、宇佐神宮境内に展示・保存されていましたが、クラウス号の傷みが修復限界になりました。
宇佐LCが2001年クラブ結成40周年事業として、クラウス号の修復運動に立ち上がりました。
2001人計画として1口5,000円のスポンサー料で広く参加を呼びかけ、修復費用15,500,000円を集め、製造当時の姿に蘇らせることができました。
以来、宇佐LCが主体となって修理・保存・清掃を現在まで行っています。
(現在同型の蒸気機関車は、全国に4両しか保存されていません。)
(その中で宇佐市のクラウス号の保存状態が一番良行となっています。)
- 事業を実施する上で工夫している事(資金調達・動員等)
- 車両の保存状態を維持するために、文化財係の担当者と連絡を取り合い、車両に不具合があれば直ちに修復について協議を行うよう体制を取っている。
- 地域社会との繋がり・評価
- 日本国内で一番保存状態がよく、宇佐市内だけでなく全国の鉄道ファンからの見学があり、その方たちからこの蒸気機関車の保存についてこのまま維持してほしいとお願いされています。
- 今後の展望また継続する上での問題点など
- 将来的に現状のまま維持をしていきたいので、クラブ単独ではなく地域の人たちを交えた保存活動をして行きたいと考えています。地区の小中学生を対象とした活動、子供たちが成長し、クラウス号が宇佐市の宝と思えるようになってほしい希望があります。
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